一人親方労災保険特別加入とは
労災保険とは労働者が仕事中のケガや通勤途上で事故に遭ってしまった場合の負傷・疾病・障害・死亡等に対して保険給付を行う国の保険制度ですが、この制度は基本的に労働者を対象としているため、一人親方や企業の役員等の労働者でない者は対象外とされています。しかし、対象外とされた方々の中にも、労働災害に遭う危険性は通常の労働者と変わらず、労働者に準じて保護することが適当といえる方々もいます。そこで、これらの方々も労災補償を受けることができるように、特別に労災保険に任意加入が認められているのが一人親方労災保険の特別加入制度です。
一人親方労災保険に特別加入をするためには、一人親方の団体を通じて申し込みをする必要があります。労災センターでは、いくつかの種類の事業うち、建築業、内装業、大工業、電気業、防水業、左官業等の建設業を営む方々のための確かな労働災害補償制度を提供しています。なお、 企業の役員は従業員を雇用していない場合は一人親方として労災加入できます。ただし、従業員を雇用している場合は中小企業事業主としての特別加入に該当する場合があります。こちらに関しては別途ご相談ください。
沖縄県の一人親方労災センターのご紹介
一人親方団体労災センターは沖縄県を居住地とする建設業の一人親方の方を対象とする組合です。
沖縄県の建設業の特色は、地域の自然環境や文化的背景に影響されながらも、観光産業や防災対策などに焦点を当てた取り組みが見られます。
- 観光施設の開発 沖縄は美しいビーチや歴史的な名所があり、多くの観光客を引き寄せています。このため、ホテルやリゾート施設、観光施設の建設が盛んであり、観光業の発展に寄与しています。
- 地域の特殊な地質への対応 沖縄の地質は主に石灰岩から成り立っています。この特殊な地質に対応するため、建設業者は適切な技術や素材を用いた建物の構築に取り組んでいます。
- 防災・減災対策 沖縄は地震や台風などの自然災害が発生しやすい地域です。建設業者は防災・減災対策として、耐震性の強化や避難施設の整備など、地域の安全を確保するための工事に従事しています。
- 持続可能な建築とエネルギー 美しい自然環境を守りながら、建設プロジェクトが進んでいます。持続可能な建築や再生可能エネルギーの活用が注目され、エコフレンドリーな取り組みが進行しています。
- 地域の文化や歴史を尊重した建設 沖縄には独自の文化や歴史が根付いています。建設業者は地域の伝統や景観を尊重し、それを取り入れた建物や施設の開発に力を入れています。
ご加入いただける当センターの対象エリア
一人親方団体労災センター沖縄

一人親方団体労災センター沖縄の沿革
一人親方団体労災センター沖縄は、平成30年4月1日に労災センターグループの中では一番新しい一人親方団体として発足致しました。
所在地は当初より宜野湾市とし、現在も変わらず同所在地で営業をしております。おかげさまで数多くの会社様及び一人親方様からご支持いただいており、組合員数も年々増加しております。
沖縄県で発生した労災事例
沖縄県で実際に起きた一人親方の労災事故事例をご紹介いたします。
足場が雨で濡れていたため足が滑り落下。全身と首を負傷したケース
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職種
とび工事
労災発生状況
11月26日午後4時30分頃、3階建て新築建売現場K社から請け負ったとび工事にて、5段足場組立後、飛来落下・飛散防止のための足場シート貼り作業の際、下から2段目の足場上(高さ約5m・幅約60cm)で、見上げながら両手で足場とシート(大きさ1.8m×6.3m・重さ約1.5kg)をひもで固定していたところ、当日の朝に降った雨により足場が濡れていたため、足を滑らせ、1階玄関のコンクリート地面に落下。全身・首を強打し負傷した。
労災保険の申請
病院経由で治療費・休業補償給付の請求
※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから 978 日目に沖縄県で発生した労災
石を両手に持ち移動中、足元が悪く左足を捻り負傷したケース
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職種
石工事
労災発生状況
11月16日午後4時頃、D社より請負った石工事において、外構工事の一部で壁に石を張る作業のため、石(1000㎜×300㎜・重さ約20㎏)を両手で持ってコンクリート床から土床の一段下の地面に移動していた。長靴を履き、足元の状態が悪いため常時足に力を入れて作業していたが、左足をひねってしまい左足くるぶしの下の辺りを負傷した。
労災保険の申請
病院経由で治療費の請求
※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから 738 日目に沖縄県で発生した労災
丸のこで木材を切り裂き作業中、のこ刃が左手人差し指に当たり負傷したケース
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職種
大工工事
労災発生状況
2月2日午後4時30分頃、N社から請け負った新築工事の際、2階界壁下部にファイヤーストップ木材を取り付けるため、右手で丸のこ(刃直径190mm・重さ約3kg)、左手でファイヤーストップ木材(300×105×45mm)持って立ちひざの状態で、右から左に向かって切り裂き作業中、突然木目に沿って割れたようになったため、丸のこが勢いよく進行してしまい、のこ刃が左手人差し指に当たり負傷した。
労災保険の申請
病院経由で治療費・休業補償給付の請求
※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから 623 日目に沖縄県で発生した労災
沖縄県のご加入者の声
現在、沖縄県のご加入者の声はございません。

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