一人親方労災保険特別加入とは
労災保険とは労働者が仕事中のケガや通勤途上で事故に遭ってしまった場合の負傷・疾病・障害・死亡等に対して保険給付を行う国の保険制度ですが、この制度は基本的に労働者を対象としているため、一人親方や企業の役員等の労働者でない者は対象外とされています。しかし、対象外とされた方々の中にも、労働災害に遭う危険性は通常の労働者と変わらず、労働者に準じて保護することが適当といえる方々もいます。そこで、これらの方々も労災補償を受けることができるように、特別に労災保険に任意加入が認められているのが一人親方労災保険の特別加入制度です。
一人親方労災保険に特別加入をするためには、一人親方の団体を通じて申し込みをする必要があります。労災センターでは、いくつかの種類の事業うち、建築業、内装業、大工業、電気業、防水業、左官業等の建設業を営む方々のための確かな労働災害補償制度を提供しています。なお、 企業の役員は従業員を雇用していない場合は一人親方として労災加入できます。ただし、従業員を雇用している場合は中小企業事業主としての特別加入に該当する場合があります。こちらに関しては別途ご相談ください。
鳥取県の一人親方労災センターのご紹介
一人親方団体労災センター関西は大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県、三重県、鳥取県、岡山県、徳島県、香川県を居住地とする建設業の一人親方の方を対象とする組合です。大阪府、京都府、兵庫県の京阪神を擁することから労災センターグループの中でも組合員数が多い一人親方団体の一つで、毎年数多くの一人親方の皆様からご加入をいただいております。
鳥取県は、日本の中国地方に位置しています。県庁所在地は鳥取市です。面積は約3,507平方キロメートルで、人口は約570万人（2021年時点）です。県の北部は日本海に面し、南部は山岳地帯が広がっています。鳥取砂丘や三徳山、皆生温泉など、自然景観が豊かで観光地としても知られています。
- 自然環境の保護と観光地の開発 鳥取県は美しい自然景観が豊かであり、観光資源として大きな魅力を持っています。建設業者は、自然環境を保護しつつ、観光地の開発や整備に力を入れています。鳥取砂丘の観光施設や温泉地のリゾート施設、自然公園やレクリエーション施設など、観光産業を支える施設の建設が進んでいます。
- 農業・水産業の支援 鳥取県は農業や水産業も盛んな地域です。建設業者は、農業施設の整備や水産加工施設、農産物や水産物の流通施設の建設を支援しています。農業や水産業の近代化・効率化に貢献し、地域経済の発展を支えています。
- 環境に配慮した建築とエネルギー効率化 鳥取県は、環境への配慮が求められる地域でもあります。建設業者は、省エネルギーの建築や再生可能エネルギーの導入に力を入れています。地域の気候や環境に適した建築物の設計やエネルギー効率化に取り組むことで、環境保護に貢献しています。
- 地震対策と災害復旧 鳥取県は地震や洪水などの自然災害に対してもリスクがあります。建設業者は、耐震性の強化や防災施設の整備に注力しています。災害復旧の際にも建設業者は迅速な対応を行い、地域の安全性を確保しています。
ご加入いただける当センターの対象エリア
一人親方団体労災センター関西
一人親方団体労災センター関西の沿革
一人親方団体労災センター関西は、平成26年3月1日に兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-1 KCCビル4Fを所在地として兵庫労働局の承認を受けて発足致しました。
その後、令和３年より１ヵ月及び２か月の短期加入の取り扱いを開始し、現在まで加入者数は右肩上がりに増加しております。今後も一人親方様のご期待に沿えるよう努力してまいります。
鳥取県で発生した労災事例
鳥取県で実際に起きた一人親方の労災事故事例をご紹介いたします。
丸のこで切断作業中、電源を切ったが、惰性回転していた刃に触れ左手人差し指を負傷したケース
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職種
大工工事
労災発生状況
1月12日午後3時頃、L社から請け負った増改築工事の際、床のネタ取付のため、作業台（高さ約80cm）の上で、左手でタルキ材（角材30mm×40mm・長さ1m）を持ち、右手で丸のこ（ハンドタイプ・刃直径約15cm・重さ約3kg）を持って、約10mmの長さに切断後、丸のこの電源を切り、両手で床に置こうと左手を添えようとした際、惰性回転していた刃に触れてしまい左手人差指を負傷し、作業を中断してすぐに病院を受診した。
労災保険の申請
病院経由で治療費の請求
※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから 392 日目に鳥取県で発生した労災
足を滑らせ前に転倒し、根太に顔面強打。顔面・唇・前歯を負傷したケース
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職種
足を滑らせ前に転倒し、根太に顔面強打。顔面・唇・前歯を負傷したケース
労災発生状況
8月4日午後4時頃、新築一戸建て工事現場にて、Y社から請け負った大工工事の際、1階根太(45mm幅 300ピッチ）組立作業中、根太の上を歩いていたところ足を滑らせ前に転倒し、根太に顔面を強打して顔面、唇、前歯を負傷した。
労災保険の申請
8月4日午後4時頃、新築一戸建て工事現場にて、Y社から請け負った大工工事の際、1階根太(45mm幅 300ピッチ）組立作業中、根太の上を歩いていたところ足を滑らせ前に転倒し、根太に顔面を強打して顔面、唇、前歯を負傷した。
※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから 166 日目に鳥取県で発生した労災
木材切断作業中、電動丸のこで左手親指を負傷したケース
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職種
建築工事
労災発生状況
1月17日午後4時頃、O社より請負った新築工事の際、木造2階建ての2階床上で、耐力壁の筋違いに使用するための木材を切断する作業中、床上に置いた木材（120×45×4000）を左手で少し持ち上げ右手に電動丸のこ（刃の直径160㎜、重さ約2㎏）を持って切断していたところ、電動丸のこの勢いで右手がすべり電動丸のこの刃が左手親指にあたって負傷した。
労災保険の申請
病院経由で治療費・休業補償給付の請求
※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから 399 日目に鳥取県で発生した労災
鳥取県のご加入者の声
現在、鳥取県のご加入者の声はございません。
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