一人親方労災保険の「労災センター通信」

千葉県で加入できる一人親方労災保険団体は?団体選びのポイントもご紹介

 一人親方として安心して仕事をするためには、労災保険への加入がおすすめです。
 一人親方は、労災保険に加入する際に特別加入制度を利用する必要があります。そのため、特別加入団体を通じて申し込み手続きをします。
 特別加入団体は全国に数多くあるため、その中から自分が利用しやすい団体を選ぶポイントを確認しておきましょう。
 本記事では、千葉県で加入できる「一人親方労災保険団体5選」もご紹介しています。千葉県で一人親方として活動されている方は、ぜひ参考にしてください。
千葉県

千葉県の建設業の特色

 千葉県は、首都圏に位置する重要なエリアであり、建設業も盛んに行われています。以下に、千葉県と千葉県の建設業の特色をいくつかご紹介します。

  • 港湾施設と国際物流
    千葉県には、千葉港や木更津港などの主要な港湾施設があり、国際物流の拠点としての役割を果たしています。千葉県の建設業者は、港湾施設や倉庫の建設・改修、船舶の修理や造船など、国際物流に関連するプロジェクトに携わっています。
  • 都市開発と新興住宅地の形成
    千葉県では、都市開発が進行しており、新たな住宅地の形成が行われています。特に、千葉市や市原市などの都市部での開発が活発です。千葉県の建設業者は、大規模な住宅地や商業施設、公共施設などの建設に携わり、都市の発展に寄与しています。
  • 観光施設とリゾート開発
    千葉県は、東京ディズニーリゾートをはじめとする多くの観光施設があります。また、房総半島や鴨川などの海岸エリアも人気のリゾート地として知られています。千葉県の建設業者は、観光施設やリゾート地の開発に携わり、観光産業の振興や地域活性化に貢献しています。
  • 天然資源の利用
    千葉県は、山岳地域や海岸地域など、さまざまな自然環境があります。このため、木材や石材などの天然資源の利用も行われています。千葉県の建設業者は、木造建築や風景石の利用など、地域の天然資源を活かした建設プロジェクトに取り組んでいます。

一人親方労災保険の特別加入とは?

 労働者が業務中、もしくは通勤中に事故に遭ったり病気になったりしたとき、労災保険による補償を受けられます。労災保険は企業に雇用されている労働者を対象とした保険制度であり、個人事業主に該当する一人親方は対象になりません。
 しかし、特に建設現場で働く一人親方は一般の労働者と同様に傷病のリスクを抱えて働くことになるため、「同じように保護される必要がある」と考えられています。そこで、労働者ではない一人親方に対しても、特別加入制度を利用して労災保険に加入することが認められているのです。
 一人親方が労災保険に特別加入する際には、労働局の承認を受けた特別加入団体を通じて手続きを行う必要があります。

一人親方労災保険団体を選ぶ際のチェックポイント

一人親方団体のチェックポイント
 全国には数多くの一人親方労災保険団体があるため、どの団体を利用するか迷われる方も多いでしょう。そこで、団体を選ぶ際にチェックしたいポイントをまとめました。

利用しやすい料金か

 一人親方労災保険の補償内容と保険料は一律であり、どの団体を利用しても変わりません。
 しかし、入会費や組合費などは団体によって設定されるものであるため、金額に違いがあります。
 初期費用をできるだけ抑えたい場合は、入会費が無料の団体や組合費が安い団体を選ぶのがおすすめです。保険料の支払いとあわせて負担にならない金額かどうかも確認しておきましょう。
 また、入会費や組合費が安くても更新料や組合員証再発行手数料などの追加費用が発生することもあります。その金額によってはトータルで見ると割高になってしまう可能性もあるため、注意が必要です。

加入までに時間がかからないか

 加入申請の手続きが完了するまでに、どのくらいの時間がかかるのかも確認しておきましょう。
 労災保険に未加入だと、現場に入れないケースも珍しくありません。急な現場の依頼が入り「すぐに労災保険に加入する必要がある」場合、加入までのスピードが速い団体を選ぶと安心です。
 最短で翌日には加入できる団体もあるため、チェックしておくとよいでしょう。
 また、加入証明書を即日発行してもらえる団体もあります。現場に入るにあたり保険番号を提出すれば十分な場合は、加入証明書が発行されていれば対応できます。

支払い方法の選択肢は豊富か

 保険料や組合費の支払い方法に、どのようなものが用意されているかも重要なポイントになります。
 団体によっては、銀行振込や口座振替のほかに、コンビニ払いやクレジットカード払いが可能なところもあります。忙しくてなかなか銀行やATMに行けない方はコンビニ払いやクレジットカード払いが選択できると便利なため、検討してみるとよいでしょう。
 また、毎月払いや年払いなど、支払回数を選べる団体もあります。
 自分にとって都合のよい支払い方法が選択できるかどうか、事前にしっかり確認しておくことが大切です。

サポート体制が充実しているか

 労災保険の専門家は、社会保険労務士です。団体選びの際には、社会保険労務士の手厚いサポートが受けられるところを選ぶことをおすすめします。
 団体によっては社会保険労務士が設立したものであったり常駐していたりするため、事前に確認しておくとよいでしょう。
 労災事故に遭ってしまった際には、なるべく早く給付を受けられるよう、迅速に手続きを進める必要があります。社会保険労務士によるサポートを受けられる団体なら、書類作成の代行などを依頼できる場合も多く、安心して加入できます。

特定の政治団体や宗教団体・業者とつながりがないか

 団体を選ぶ際には、特定の政治団体や宗教団体との関係がない団体かどうかも確認しましょう。
 関係のある団体に入会してしまうと、選挙活動の手伝いや集会への参加・カンパなどを求められることがあります。もちろん活動に興味がある場合は問題ありませんが、そうでなければ特定の団体とのつながりがない独立した団体を選ぶのがおすすめです。
 また、中には特定の業者とつながりがある団体も存在しています。入会後に別の業者の現場に入り事故が発生した場合、労災保険を使いにくくなる状況があるかもしれません。

給付基礎日額の選択肢は多いか

 選択できる給付基礎日額の種類は、団体によって異なります。
 給付基礎日額とは労働基準法でいう平均賃金のことで、労災保険料を決めるもとになるものです。企業に雇用されている労働者と違って決まった給料がない一人親方は、自分で給付基礎日額を決める必要があります。
 一人親方労災保険の給付基礎日額は3,500~25,000円までの16段階あり、高い給付基礎日額を選択すると保険料が高くなり、補償内容も手厚くなるのが特徴です。
 基本的には自分の収入に見合ったものを選びますが、選択肢は多いほうがよいでしょう。給付基礎日額の選択肢の多さは団体によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

短期加入は可能か

 状況によっては、労災保険を年間契約しておくよりも、必要なときに必要な分だけ加入したほうがお得な場合もあります。
「次の現場に入っている間だけ労災保険に加入したい」ときは、短期加入が可能な団体を選ぶのがおすすめです。「1カ月コース」「2カ月コース」など短期加入コースを用意している団体もあるため、チェックしておくとよいでしょう。
 ただし、脱会と再加入を繰り返すほうが割高になるケースや、組合費が高額になってしまうケースもあります。そのうえで、自分自身の働き方に合った契約方法を検討しましょう。

千葉で加入できる一人親方労災保険団体5選

千葉県にある一人親方団体
 全国に数多くある一人親方労災保険団体の中から、千葉で加入できる団体をご紹介します。それぞれの特徴をよく比較して、自分が利用しやすい団体を見つけるとよいでしょう。

一人親方団体労災センター

 一人親方団体労災センターは、関東をはじめ関西・中部・東北・九州・沖縄に支部を持つ団体です。
 月々わずか500円の組合費と労災保険料にくわえ、初年度のみ入会費1,000円がかかります。入会後の追加費用は一切かからないため、安心して入会できます。
 振込を確認後、最短で翌日には加入でき、加入証明書は即日発行が可能です。急な現場が入ってすぐに労災保険に加入しなければならない方も慌てる必要はありません。
 また、1カ月・2カ月の短期加入にも対応しているため、一定期間のみ労災保険に加入したい方も安心です。

一人親方団体労災センター

一人親方労災保険組合

 一人親方労災保険組合は、建設業と運送業の一人親方を対象とした全国対応の組合です。
 入会費1,000円のほかに、月々500円の組合費と保険料のみの支払いとなります。銀行振込だけでなくコンビニ払いやクレジットカード払い・口座引き落としにも対応しているため、自分に合った支払い方法の選択が可能です。
 さらに、組合に入会すると「職人クラブオフ」という優待サービスを利用できます。全国20万カ所以上の飲食店やレジャー施設などが割引になるため、大変お得です。期間限定の特別メニューやプレゼントキャンペーンなどもチェックしてみるとよいでしょう。

一人親方労災保険組合

一人親方団体労災センター共済会

 一人親方団体労災センター共済会は、関東をはじめ北日本や東北・中部・関西・中国・四国・北九州に支部を持つ組合です。
 費用はクレジットカードによる月払い(450円)と、銀行振込かコンビニ払いを選択できる年払い(3,600円)から選べます。
 ネットで簡単に申し込みができ、面倒な手続きは一切不要なため、日ごろ忙しい方も安心です。最短で翌日には加入可能、加入証明書はその日のうちに発行されます。
 なるべく安く、手間をかけずに労災保険へ加入したい方はチェックしておくとよいでしょう。

一人親方団体労災センター共済会

親方ガード

 親方ガードは千葉県をはじめとする全25都府県を加入対象エリアとした一人親方労災保険協会です。
 パソコンやスマートフォンから簡単に申し込み可能で、平日13時までに手続きを完了させれば翌日には加入できます。保険番号はその日のうちに付与されるため、お急ぎの方も安心です。
 また、ネット申し込み限定で2カ月の短期加入が6,000円から可能となっています。保険料と会費込みの金額になっているため、一定期間のみ労災保険への加入を希望されている方にとって大変お得です。

親方ガード

にほん労災

 にほん労災は、建設業に従事する一人親方のための労災保険特別加入団体です。
 最短1カ月から加入できる節約型の労災保険を提供しているため、なるべく費用を抑えたい方におすすめです。
 インターネットから24時間いつでも申し込みが可能で、忙しくてなかなか時間が取れない方も安心して手続きができます。
 とりまとめでの団体加入についてもマイページで一括管理でき、効率的に作業を進められます。「下請けで起用する一人親方をまとめて労災保険に加入させたい」とお考えの担当者の方は、チェックしておくとよいでしょう。

にほん労災

まとめ

 一人親方労災保険の特別加入団体を選ぶ際に、チェックすべきポイントをご紹介しました。
 特別加入団体にはそれぞれ料金やサポート体制などに違いがあるため、自分にとって利用しやすい団体を慎重に選ぶことが大切です。
 本記事では、千葉県で加入できる一人親方労災保険団体5選もご紹介しました。千葉県で一人親方として活動されていて特別加入団体をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

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