一人親方労災保険の「労災センター通信」

一人親方労災保険の即日加入は可能?最短で申し込む方法を解説

 「急に明日から現場に入ることになった!」
 「労災保険番号が今日中に必要!」

 など、急ぎで一人親方労災保険に加入しなければならないケースもあることでしょう。そこで、次の疑問が生じます。

 「一人親方労災保険に即日加入はできる?」

 結論からいいますと、一人親方労災保険に即日加入はできません。しかし、加入証明書を即日発行してもらい、最短翌日からの加入は可能です。
 本記事では、一人親方労災保険に最短で加入する方法を、申し込みの流れとともに詳しく解説します。
一人親方労災保険の即日加入

一人親方労災保険の即日加入はできる?

 請負で働く一人親方の場合、急な仕事の依頼を受けるケースもあることでしょう。その際に労災保険番号の提出が求められ、労災保険の特別加入制度を利用していない場合は、急ぎで一人親方労災保険に加入する必要が生じます。
 そこで問題となるのは、「一人親方労災保険に即日加入できる?」「労災保険番号はすぐに教えてもらえる?」という点です。

最短でも翌日からの加入になる

 一人親方労災保険に即日加入することはできず、最短でも翌日からの加入となります。
 即日加入ができないことには、労災保険特別加入の申請プロセスが関係しています。一人親方労災保険は、特別加入団体を通して申し込む必要があり、個人で各都道府県の労働局へ足を運び直接申請することはできません。
 まず、一人親方は特別加入団体で申し込み手続きを行い、各団体は申し込みを受理してから労働局へ加入申請をします。この一連のプロセスを即日で完了させることはできないため、加入できるのは最短でも翌日からとなります。
 なお、労働局の都合により2営業日後の加入となる場合もあり、急ぎのケースでは注意が必要です。

加入証明書は即日発行できる場合がある

 対応スピードの早い特別加入団体に申し込むと、加入費用の入金が確認でき次第、即日で加入証明書を発行してくれる場合があります。
 加入証明書には労災保険番号も記載されていて、「明日から働く現場が決まったけれど、労災保険番号を今日中に提出しないといけない!」など、急ぎのときに便利です。
 労災保険の特別加入団体をインターネットで検索すると「即日」の文字が目に入りますが、これは即日加入のことではなく、加入証明書を即日発行できることを指します。

一人親方労災保険の加入証明書を即日発行するには

 実際に一人親方労災保険の加入証明書を即日発行するにはどうすればよいでしょうか。
 ここでは、スムーズに申請手続きをするポイントや注意点をまとめます。

加入証明書を即日発行する団体へ申し込む

 はじめに、加入証明書の即日発行に対応する団体を探して申し込みましょう。
 労災保険の特別加入を申し込む際に、土建組合のような昔からある団体や社会保険労務士を通す方法などもありますが、ネットで申し込める団体は対応スピードが早くておすすめです。
 特別加入団体を選ぶ際は、加入証明書を即日発行できるかに加え、組合費・入会金・各種手数料など労災保険料以外にかかる費用も確認する必要があります。また、実際に問い合わせてみて、スタッフの対応をチェックしてから申し込むのもよいでしょう。
 加入後に労働災害が発生した場合のことも考慮し、社会保険労務士など専門知識を持つスタッフが在籍しているかも確認しておくと安心です。

加入証明書を即日発行する際の注意点

 加入証明書を即日発行するには、申し込みのタイミングにも注意が必要です。また、加入証明書が発行された時点で労災保険が適用されるわけではありません。
 ここでは、加入証明書を即日発行する際の注意点を詳しく解説します。

加入証明書の即日発行にタイムリミットあり

 加入証明書の即日発行が必要な場合は、タイムリミットがあるため早めに申し込み手続きを行う必要があります。
 加入証明書は、申し込みと同時に自動返信されるわけではありません。申し込む特別加入団体にもよりますが、通常は加入費用の入金が確認されてから発行されます。
 即日発行を希望する場合は、WEBサイトに記載されている「○○時までに入金が確認できること」などの条件を確認しましょう。また、問い合わせや申し込みの際に、加入証明書を即日発行できるか再確認すると安心です。

加入証明書が発行されても労災保険は最短翌日から適用

 加入証明書が即日発行されたとしても、労災保険が適用されるのは最短翌日からとなるため注意が必要です。
 即日発行された加入証明書を手に現場へ向かったとしても、その日に労働災害が発生すると労災保険は使えません。ケガや病気のリスクを考えて、労災保険への加入を確認してから仕事をはじめると安心です。
 なお、正規の組合員証は加入後に発行され、郵送で約1週間後に届けられます。即日発行された加入証明書には、翌日からの加入情報が記載されていて、現場入場で労災保険番号の提出を求められた場合に有効です。

急ぎの場合は「一人親方団体労災センター」がおすすめ!

一人親方労災保険の特別加入の手続き
 急ぎで労災保険番号の提出が必要な場合は、「一人親方団体労災センター」からの申し込みがおすすめです。
 ここでは、「一人親方団体労災センター」の特徴や申し込みの流れを解説します。

最短翌日加入&加入証明書即日発行!

 「一人親方団体労災センター」は、労働局の承認を得た労災保険特別加入団体です。
 対応スピードは業界トップクラスで、15時までに加入費用の入金が確認できると最短翌日での加入が可能です。その際、加入証明書が即日発行され、その日のうちに現場に提出できます。
 「一人親方団体労災センター」では、入会金1,000円(初年度のみ)・組合費月額500円の業界最安値で労災保険に特別加入できます。また、加入後も社会保険労務士による万全のサポートが受けられ安心です。

申し込みの流れ

 「一人親方団体労災センター」で一人親方労災保険を申し込む流れは、以下のとおりです。

  1. インターネットからのお申し込み
    インターネット・郵送・FAXいずれかの方法で申し込めますが、急ぎの場合はインターネットからがおすすめです。
    「お申し込みフォーム」に必要事項を入力し、身分証明画像を添付して送信します。
    自動返信メールによる本人確認作業をすると、申し込みが完了します。
  2.  加入費用のご案内とお支払い
    「加入申込書兼誓約書」の内容をもとに費用を計算し、「費用案内(納入通知書)」がメールで送信されます。
    加入費用は、銀行窓口や銀行ATMなどから指定銀行口座へお振込みください。
    近くに銀行がない場合は、コンビニでの振込も可能です。
  3. 加入申請と加入証明書の発行
    振込確認後に労働局への加入申請が行われます。
    加入申請後、当日17時ごろまでに労災保険番号が記載されている「加入証明書」がメールまたはFAXで送信されます。
  4. 組合員証発行
    組合員証および領収書が発行され、加入日から約1週間で発送されます。

即日で労災保険が必要な一人親方のよくある質問

 最後に、即日で労災保険が必要な一人親方のよくある質問をまとめます。
 急ぎの場合に見落としがちな重要ポイントもありますので、ぜひ参考にしてください。

申し込んだその日から労災保険は適用される?

 労災保険は、申込当日には適用されません。
 申請手続きに時間がかかるため、最短でも翌日からの加入となります。申込当日に現場作業を行い労災事故が発生しても、労災保険は使えないため注意が必要です。
 なお、「明日からの現場で労災保険番号が必要」など急ぎの場合は、加入証明書を即日発行してくれる団体に申し込むとよいでしょう。できるだけ早く申し込むことで、安心して仕事に専念できます。

労災保険に特別加入するメリットは?

 「そもそも労災保険の特別加入は必要なのか?」と考える方もいらっしゃることでしょう。労災保険に特別加入すると、主に以下の2つのメリットがあります。

  • 一般労働者と同様の手厚い補償が受けられる
    労災保険は事業主に雇用される労働者に適用される国の保険制度で、請負で働く一人親方など個人事業主には適用されません。
    しかし、労災保険の特別加入制度を活用することで、一人親方も一般労働者と同様の手厚い補償が受けられるようになります。

 例えば、仕事中や通勤中の事故でケガをした場合は、労災指定医療機関へ行くと自己負担なしで受診・治療ができます。近くに労災指定医療機関がなくても、療養にかかった費用を一度自己負担してから後日労災保険へ申請できる仕組みです。また、労災事故による療養で仕事ができない期間は、選択した給付基礎日額の8割が支給されます。
 労災事故により障害を負ったり死亡したりする場合は、「障害(補償)給付」や「遺族(補償)給付」が支給されるなど、労災保険の手厚い補償があり安心です。

  •  仕事の選択肢が増える
    近年では安全上の理由から、労災保険番号を提出しないと入場できない現場も増えています。
    これは、請負で働く一人親方にとって仕事の受注に大きな影響を与える重要なポイントです。

 労災保険に特別加入していると、即日の案件を含めどこの現場にも対応でき、仕事の選択肢が増えるメリットにつながります。

申し込む団体によって何が違う?

 労災保険の特別加入は国の保険制度であるため、保険料と補償内容はどこの団体に申し込んでも同じです。
 ただし、毎月の会費や入会金などは異なるため、事前に確認してから申し込むとよいでしょう。
 また、労災事故の発生時に、保険給付申請の手数料が発生する場合もあります。これら各種手数料の有無なども事前に確認しておくと、加入後の出費やトラブル防止に役立ちます。

まとめ

 急ぎで労災保険の特別加入を検討している一人親方は、次の点を押さえておく必要があります。

  1. 労災保険の特別加入は最短でも翌日から
  2. 加入証明書の即日発行は可能

 対応スピードの早さに定評のある「一人親方団体労災センター」では、15時までに加入費用の入金が確認できると最短で翌日加入ができ、加入申請後は当日17時ごろまでに加入証明書が発行されます。

労災保険の特別加入をお急ぎの一人親方は、「一人親方団体労災センター」までお早めにご相談ください!

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