労災事例一覧

神奈川県の一人親方労災保険特別加入者の場合

労災概要

脚立が傾き肩を負傷したケース

職種

エクステリア工事

労災発生状況

A宅のベランダの補修工事を請け負った被災労働者Xは当日の朝、車でA宅に行きA宅の家主に作業開始の挨拶を済ませた後、ベランダの修繕箇所に行った。ベランダの修繕箇所は家屋の2階部分にあり、脚立に乗っての作業が多いものと考えられた。しかし、下の地面はやわらかく高さ2メートルの脚立を立ててみたところ安定しないところもあったが、作業の遅れを考えやむを得ず脚立上での作業を開始した。 なお、脚立を立てた場所はベランダのやや下の塀際1メートルの所だった。脚立上での作業開始直後は注意していたが、作業に集中するあまり身体を脚立より乗り出した瞬間、脚立の足が地面にめり込み脚立自体が塀側に倒れ始めXは大きくバランスを崩した。 Xはとっさに塀に左腕を塀についた。その時左腕、左肩を塀に強く打ちつけて負傷した。徐々に痛みが増し始め、災害発生後3日経った日痛みに耐えられなくなり病院に受診した。

労災保険の申請

病院経由で治療費の請求 1か月の休業補償

※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから26日目に神奈川県で発生した労災


東京都の一人親方労災保険特別加入者の場合

労災概要

蜂に頭部を刺されて負傷したケース

職種

エクステリア工事

労災発生状況

B宅のバルコニーの解体工事を請け負ったXは当日の朝、車でX宅に行きB宅の家主に作業手順の説明を済ませた後、作業を開始した。バルコニーは後付けの支柱タイプのものだった。バルコニーに置かれていたものすべてを片付け後、外から脚立に乗って接合部分を取り外す作業に移った。その際、接合部分のすぐ近くに蜂の巣があることに気づかずに突然蜂が数匹飛んできてXを襲ってきた。Xは驚き蜂を手で振り払うなどしたが、右側頭部を刺され負傷した。負傷後すぐさま病院に受診した。

労災保険の申請

病院経由で治療費の請求

※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから3日目に東京都で発生した労災


千葉県の一人親方労災保険特別加入者の場合

労災概要

屋上での作業中に熱中症になったケース

職種

大工工事

労災発生状況

大工職人Xは某施設の屋上のウッドデッキの施工を請け負った。施工面積が100平米以上と広く作業期間は7月下旬から8月の上旬まで予定していた。作業内容は屋上のコンクリート上に基礎を置き、その上に適当な大きさに裁断されたデッキ板を一枚一枚貼っていくというものだった。真夏の暑い中での作業だったため、事前の準備運動や服装にも注意し、こまめに水分を補給しながら作業を行っていた。その日は風があまりなく、コンクリートの照り返しのためいつにも増して気温が高く感じられた。午前中の作業を終え昼食を取り午後の作業を開始して間もなく頭痛がしその場で倒れた。 意識がもうろうとしていたため同僚の車で病院に行った。

労災保険の申請

病院経由で治療費の請求

※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから114日目に千葉県で発生した労災


埼玉県の一人親方労災保険特別加入者の場合

労災概要

カッターの刃が折れ腕を切ってしまったケース

職種

サイディング工事

労災発生状況

A宅の戸建新築現場の外装材の貼り付け工事を請け負った被災労働者Xは午前中から作業を開始し、途中昼休憩を取った後午後の作業を再開した。途中、コの字型に加工する必要がある箇所があったため、台の上に外装材を置き丸鋸を使って切断加工の作業をした。切断加工を終えた外装材を該当箇所に当てはめてみたところわずかに合わなかったため、作業用カッターを使ってきれいに整形していた際、カッターを手前に引いた時にカッターの刃が折れてしまい、勢いが止まらず左腕をカッターで傷つけてしまった。

労災保険の申請

病院経由で治療費の請求 自宅近くの医療機関へ転院

※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから77日目に埼玉県で発生した労災


神奈川県の一人親方労災保険特別加入者の場合

労災概要

サンダー使用中に目に粉じんが入って負傷したケース

職種

内装工事

労災発生状況

A宅の内装工事を請け負った被災労働者Xは午前8時頃にA宅に到着し、10時頃より鉄製の窓枠部研磨作業に取り掛かった。サンダーを使う際は鉄粉や木粉などの粉じんが大量に飛散することから防護用メガネ、マスク、帽子を着用の上作業をしていた。研磨作業を開始して30分くらい経った頃サンダーから左目に向かって何かが飛んできた感触があったが、その時は気に留めずに作業を続けた。その後違和感を覚えるようになり、徐々に痛み始めたが、その日は作業を終え家に帰った。翌日には痛みが増し仕事に行くことができないほどだったため近所の眼科に受診した。

労災保険の申請

労働基準監督署へ治療費の請求(受診した眼科が労災指定病院でなかったため)

※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから129日目に神奈川県で発生した労災


栃木県の一人親方労災保険特別加入者の場合

労災概要

道具の下敷きになって負傷したケース

職種

エクステリア工事

労災発生状況

A宅の車庫の設置工事を請け負った被災労働者Xは午前9時ごろにA宅に到着した。車庫の設置は大掛かりな作業となるためXと補助者Yの2人で作業を始めた。工事にあたって家主に工事の手順の説明をし、Yと作業内容の確認を終えた後、準備作業としてトラックからに作業用工具など工事に使用する道具等を降ろし始めた。Xが荷台からコードを持ってYに手渡し、Yがコードを持って作業場所へ歩き始めた時、コードが溶接機にからまっていたため溶接機がトラックの荷台から引き摺り落ちてきたのをとっさに身体で支えたが重さと落下の勢いもあってそのまま地面に膝や腰を強く打ちつけて負傷した。

労災保険の申請

病院経由で治療費の請求 休業補償給付の請求 障害補償給付の請求

※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから4日目に栃木県で発生した労災


埼玉県の一人親方労災保険特別加入者の場合

労災概要

持っていた道具が足に落ち負傷したケース

職種

大工工事

労災発生状況

被災労働者Xは主に工務店Aからの仕事を専属に請け負う大工職人として長年仕事をしていた。Aが施工業者の建売新築工事においてXも大工としての仕事に従事することになった。仕事は朝早くから始め途中昼休憩を挟み午後の仕事を開始し始めたころ、建物の外回りの柱に釘打ち機を使用して釘打ち作業をしていたところ、作業場所が狭かったということもあり衣服に釘打ち機がひっかかりその弾みで釘打ち機を自身の右足に落ちて負傷した。

労災保険の申請

病院経由で治療費の請求

※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから42日目に埼玉県で発生した労災


千葉県の一人親方労災保険特別加入者の場合

労災概要

雨で濡れた鉄板の上を歩いていて転倒したケース

職種

大工工事

労災発生状況

新築木造住宅の木造部分の工事を請け負った被災労働者Xは早朝トラックで現場に到着し、道具や建築材を屋内に入れる作業を開始した。現場には雨でぬかるんで歩きづらくなるのを防止するため鉄板が隙間なく敷き詰められていた。当日は朝から小雨が降っており、風もいつもより強かったので作業を急いでおり、一つ一つ順調に運び終えて柱にするための材料を両手で持って歩いていたところ、右足を前方に滑らせて転倒し負傷した。

労災保険の申請

病院経由で治療費の請求 休業補償給付の請求

※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから189日目に千葉県で発生した労災


神奈川県の一人親方労災保険特別加入者の場合

労災概要

脚立上でバランスを崩し落下し負傷したケース

職種

エクステリア工事

労災発生状況

A宅の物置の設置工事を請け負った被災労働者Xはトラックで物置を運び入れ、Aの指示した場所に物置を設置した。続けて、強風や地震等で転倒しないように地面に穴を掘って、そこにコンクリートを流し込んで物置に設置したアンカーと固定する作業(アンカー作業)を開始した。物置の設置場所が地面より100cmほど高い場所だったため、コンクリート入りのバケツを持って脚立を昇っていた時にバランスを崩し落下した。その際、左手を地面に突き肩から手首にかけて負傷した。

労災保険の申請

病院経由で治療費の請求

※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから299日目に神奈川県で発生した労災


千葉県の一人親方労災保険特別加入者の場合

労災概要

ハンマーで自分の指を叩いて負傷したケース

職種

大工工事

労災発生状況

A宅の新築戸建の建て方工事を請け負った被災労働者Xは2Fの梁の上に乗ってサネの打ち当て作業をしていたときに、横で声がしたため少し注意をそらした際、誤ってハンマーで自身の指を叩いてしまい負傷した。

労災保険の申請

病院経由で治療費の請求 自宅近くの医療機関へ転院

※一人親方団体労災センターにて労災保険特別加入してから248日目に千葉県で発生した労災